函館滞在記・2010(3日目)

ネットの書き込みで、朝市の中にある「うにのむらかみ」というところで無添加のうにがお勧め!というのを見た。そもそも何を添加しているのかと言うと、ミョウバンと呼ばれるものを型崩れしないように浸してあるのだそうだが、苦味のあるものなので、うにの味ももちろん変わってしまうと言うことで。まぁ、うに自体食べるようになったのは20歳を越えたあたりで、安い寿司屋で食べるのがせいぜいだったので、好物と言うこともないのだが、どうしてもその書き込みの熱意が気になっていたので、お店に行ってみました。

お店は朝市の建物が並ぶ中では奥まったほうに建っており、地図も何も無しで行ったので探すのに手間取りました。うにばっかりというのはちょっとなー、と思ったのでサーモンとの二色丼に。(ちなみにおらはいくらも食べない)わさびをといたしょうゆをかけて、まずはサーモンから。昨日食べた回転寿司のもなかなかでしたが、こっちはもっと上品な感じかなー。後味ひかないです。そしていよいよ、うにを食してみます。・・・モグモグ。なんか今まで食べてたうにと全く別物ですね。あっさりしてて口の中で溶けていく感じです。こんなに違うんなら旬の7〜8月に来てもう一回食べないとなー。お会計を済ませてお店を出ようと生簀の前を通ったら、ヒラメが2匹、鯉のように水面で口をパクパクとさせていました。視線に気がついた店員さんが、そのヒラメを含めて4匹ペットで飼ってるとのことで、えさをねだっているのだそうです。他の売り物のヒラメと区別つくのか聞いてみると、顔がそれぞれ違うからわかりますとの返事。目の大きさや位置などで割り出してるそうですが、たいしたものですね。

朝市に別れを告げ、次に向かうは市電函館駅前停留所。写真の練習に昨日乗った「ハイカラ号」を撮るためです。撮り鉄と言われる人たちの間では常識のテクニックらしいのですが、「置きピン」というのをやって見ようと思って、カメラの説明書を見ながらやってくる普通の市電で試して見ますが、なかなかうまくいきません。どうにもカメラの機能をうまく使えてないみたいで、あれこれやってる間にタイムオーバー。やってきた「ハイカラ号」に乗って終点の谷地頭へ。谷地頭でカラーモードのテストにいくつか写真を撮った後、函館山の裏手の立待岬へ徒歩行軍。国盗りエリアの『むつ』を対岸盗りするためです。1キロないんだけど結構、坂があるのでいい運動に。途中で石川啄木一族の墓とかありましたが、特にお墓参りする気にはならなかったのでスル―。一応、観光地として整備されているので、駐車場とか完備しており、何台か先客もいましたが、国盗り目的はおらだけの様子。岬の先端で一生懸命、携帯をいじるも対岸盗りはできず。湯の川温泉の先の岬でないと無理なのかなーと思いましたが、そっちに行くのはバスもないので結局タクシーになってしまう上、確実性が低いと思われる為、同じ金払うなら確実な函館−青森間のフェリーのほうがいいので、明日、フェリーから『むつ』を盗ることにして、市電でベイエリアへ。

函館で食べてないローカルフードの最後は「ハセガワストア」の「やきとり弁当」です。やきとりと言ってもお肉は豚肉なんですが、地元の人にかなり評判が高いらしい。早速、お店に行ってみると、フードコートのところで高校生くらいのが4人ほど弁当を食べ終わった辺りで、普通にコンビニエリアで買い物してるのが2名ほど。とりあえず、たれと塩と塩だれを組み合わせて合計で30本ほど購入。ちょっと買いすぎたかなーとも思いましたが、あとはホテルで大浴場行ったりしながらダラダラ過ごすだけなのでいいかなと。あえて弁当ではなく単品だけにしましたが、塩と塩だれはお弁当にしないほうがよさげ。たれは濃い目なのでご飯がおいしく食べれそうですね。昨日買ったはこだてワインの小瓶を3本ほど開けながら、むしゃむしゃしてやりました。いよいよ明日は最終日。