『坂の上の雲ミュージアム』はちと大人向け(写真は坂の上の雲ミュージアム)


市電の『大街道』停留所で下車し、『坂の上の雲ミュージアム』へ向かいます。昨晩、タクシーで松山市街の中心部をぐるっと回っていたので、場所はわかっていましたが、文字だけで「大街道下車 徒歩2分」とかしか知らなかったら、絶対に見つけられないですね、ここ。
細い脇道を通って行くと奇をてらわない近代美術館らしい建物が見えてきます。入場券を外の券売機で買って中に入りますが、博物館というよりは美術館といった雰囲気がします。展示物が小説『坂の上の雲』の背景や概略などを説明するパネルがほとんどで、立体的な展示物に乏しいからかもしれません。ちなみに、おらが一番気に入ったのは、体験コーナーにあった『モールス信号機』で、実際にトン・ツー・トンの電子音がする優れものでした。
学校教育程度の日露戦争の知識しかない人にとっては、実にわかりやすい展示で、小説のほうも読んでみようかなと思わせるようなものでしたが、小学生以下の子供や逆に歴史に興味がある人にとっては、難解すぎたり、少し物足りない感じがするのではないかなという感じでした。