邪魔するやつは指先一つで・・・。(写真は四国制覇の瞬間)

半家駅を過ぎて、宇和島駅まで一眠りと思って目を閉じて、宇和島駅の2つ手前の務田駅で目が覚めたときには、車両に乗っているのは運転手とおらだけという、今までの長い旅行歴でも初めての事態。思わず記念撮影なんかしたりしてましたが、宇和島駅について特急『宇和海26号』に乗り換え時間2分のハードダイヤを制して乗り込んだ時には疲労困憊。ここで寝てしまっては一日の苦労が水の泡になるので、何度も意識が飛びそうになるのを堪えながら、駅に停まるたびに国盗りを繰り返し、ついに伊予駅を出発、最後の試練を迎えました。
JR線の駅では市坪駅でしか盗れない為、駅前の坊っちゃんスタジアムを目印に国盗りボタンを押すのですが、特急は市坪駅に停まらないので難易度は上級になります。そのうえ、今は夜間でスタジアム自体が見えないので、ほとんど一瞬勝負の国盗りになります。重信川を渡ってすぐにボタンを押して、タイミングばっちり!と思ったら、まだ手前の『伊予・東温』のレア絵巻が出てしまい、再度ボタンを押したときにはすでに市坪駅は遥か後ろという有様でした。
そのまま松山駅に到着後、時刻表を調べると10分ほどで市坪駅に停まる列車が松山を出て、市坪駅到着後も10分ほど待てば松山行きが来るというので、眠気を闘志で吹き飛ばして在来線に乗り込みました。松山駅から一駅なのですぐに着きましたが、市坪駅でボタンを押すと今度は山賊が出やがりました。邪魔じゃ、ワレ〜!っとぶちのめして『久米』をゲットし、ついに四国全てを制覇しました。和歌山県と四国4県で南海道を構成するので、和歌山県を制覇済みのおらは南海道統一となり“南海探題”の称号を手に入れました。
そのあとは松山に戻り、ホテルに直行し崩れ落ちるように布団に入って寝てしまいました。