羽田は今日は雨だった(写真は姫路上空から四国方面の眺め)


夜勤上がりで会社を出てはみたものの、外は大雨でした。普段ならともかく、旅行用に荷物をパンパンに詰め込んだカートを引きずって駅まで行くのは嫌だったので、タクシーで浜松町まで移動。すぐにモノレールに乗り羽田空港に向かいましたが、まったく雨が弱まる様子もなく、空港に着いた時も大雨のままでした。
空港に到着して、真っ先に飛行機のフライト情報を確認しましたが、現在のところは全便、定刻通りの出発だったので、安心して朝食を取ることにしました。前回の九州行きの時に朝食を買った『寿徳庵』というおこわのお店に行ってみると、『ひとくちおこわ』の新作で“梅ちりめん”味が出ていたので、それと4種類のおこわの握りの入ったパックを買ってみました。保安ゲートを抜けて、待合所で早速、食べてみましたが、やっぱりうまい。薄味でもそれぞれしっかりした味わいがするのに、飲み込んでしまうと後味がほとんど残らないという絶妙な味付けで、これは羽田の定番メニューに昇格ですね。

搭乗時刻になったので飛行機に乗り込んでみたら、朝イチ便ということもあって、小型のボーイング737-800という機体でした。席についてシートベルトを締めて離陸待ちですが、離陸してシートベルト着用ランプが消えるまでデジカメは使用禁止なので、そのまま窓の外を眺めていましたが、夜勤明けということもあり、いつのまにかうとうとと寝てしまいました。
おっと、寝てしまったぜ、もうお空の上かいな?と外を見たら、まだ滑走路の上。時計を見たらとっくに出発時間は過ぎていますが、窓の外を見るとどう見ても離陸の順番待ちといった感じで、他の飛行機が前を移動しています。おいおい、乗ってから遅延とかどういうことよ、と思いましたが、窓の外の天気の荒れっぷりを見ているとちゃんと飛ぶのかどうかを心配するようなレベルなので、贅沢言わんから、ちゃんと飛んでくれ、と神頼みを始めることにしました。
どうにか15分くらいの遅れで飛行機が飛び立ち、荒れ模様の天気の中、上昇を続けて雲の上に出るとそこは別世界。雲海の広がる中、太陽がさんさんと輝いていました。しばらくすると雲量が少なくなり、地表が見えてくるようになりました。丁度、姫路上空あたりらしく、小豆島らしき島影と高松付近が瀬戸内海と共に目に入ってきました。しまった、一眼レフのカメラはカバンに入れたままだったと、後悔も役に立たず、あれよあれよという間にシートベルトの着用サインが点灯し、カメラは使用禁止、飛行機は着陸態勢にはいりました。

広島空港に大体、15分くらい遅れて到着、乗るはずだった福山行きの高速バスは5分くらい前に出てしまっているので、さていきなり予定変更かいなと思ったら、バス乗り場に福山行きのプレートを付けたリムジンバスが停車しており、乗客の荷物をトランクに搬入している様子。切符売り場から飛び出して、運ちゃんに福山行きですよね?と聞くと、ええ、飛行機の遅れで出発が少し遅れていますとのこと。福山駅到着も当然、遅れるとのことですが、福山城の見物に時間を多めにとってあるので、少々の誤差は無問題。料金は後払いでいいというので、そのまま乗り込んで福山駅へ。
広島空港は広島南部中央の山の中にあるので、空港から広島に出るのも福山に出るのも約1時間かかるため、飛行機の兼ね合いによっては福山の場合だと新幹線が早く着くという、微妙な具合になります。今回は価格優先で飛行機を選びましたが。山奥から高速を経由して福山駅に到着したのが、10時過ぎでした。