目指すは筑前一国の主

久々にだらだらとした朝を迎えて目が覚めたのは8時。今日の予定は昨日立てた予定通り、太宰府観光と筑前一国の制覇です。国盗り的には新山口から在来線で関門トンネルをくぐって『門司』を盗り、小倉から鹿児島本線で西へ向かい『戸畑』『八幡・若松』を盗ってから折尾駅福北ゆたか線に乗り換え。南周りで『宗像・古賀』『飯塚・嘉麻』を経由して博多へ入り、そこから地下鉄で天神駅へ移動。『天神』を盗ってから西日本鉄道太宰府へ行き、観光をすませてから天神経由で筑肥線筑前前原駅へ向かいます。これで『早良・城南』『前原』を盗った後は博多まで戻って香椎線で『箱崎・香椎』を盗りに行って終了となります。

昨日、別れ際にもらったお土産の鯛焼きとホテルの無料朝食でお腹を満たしてから新山口駅を出発。下関で観光列車の『みすゞ潮騒号』の看板を見て寄り道したくなりましたが、次回の山陰地方一気盗りで乗ることにして今回はパス。一度来たはずの関門海峡が、記憶よりも狭いような気がする中、関門トンネルを抜けて九州へ再上陸。
昨日、折尾駅で名物の駅弁がある話を聞いていたので、それでお昼ご飯にしようと思っていたら、これまた事前に聞いていたホームの2階建てV字構造に惑わされて時間をロス。危うく電車に駆け込む羽目になり、駅弁購入計画はパー。
昼飯の心配をしながら窓の外をぼんやり眺めていると何やら天守閣っぽい建物が視界に飛び込んできました。おらの記憶にはこんなところに天守閣のあるお城などないはずなのですが、急いで望遠で撮った写真にはやはりそれらしきものが写っています。どうにも気になったので、直方駅で下車して駅員さんに尋ねたところ、あの辺にお城などなく、多分民家じゃないかな、とのこと。まぁ、彦根あたりで天守閣はおろか金閣まで作っちゃった人がいるくらいだから、そういうこともあるのだろうと納得して次の電車を待つことにしました。
駅の構内の立ち食いそば屋で昼飯を食おうかと思ったら、となりにお弁当コーナーがあったので、こっちで駅弁を買おうと思ってお品を見ると、折尾駅で売っていたお弁当が売っています。どうやら、この一帯の名物らしくその名も東筑軒の『かしわめし』。こちらのひとは鶏のことをかしわと呼び、鶏の炊き込みご飯の上に刻みのりと錦糸卵と鳥肉のそぼろを敷き詰めたお弁当がこのかしわめしということになります。早速、購入してホームに戻りお昼ご飯にしました。ちょっと濃い目の味でしたが、お茶と一緒に食べれば何ということもなく、あっという間にペロリ。戦前から続いているだけのことはあるおいしさでした。

直方を出て博多に着くまでは国盗りをすることもないので、たまった旅の疲れをいやすべく一眠り。トンコツの匂いのする博多駅に到着して、地下鉄で天神に出て太宰府へと向かいます。