国盗りの旅は乗り鉄の旅

熊本駅を出て佐賀から伊万里に抜けて松浦鉄道に乗り換え。松浦経由で佐世保まで海岸線沿いに乗りぬいて、佐世保から長崎に向かうという鉄分豊かな行程。国盗り的には『佐賀』『小城・多久』『唐津』『伊万里・有田』『平戸』『佐世保』『雲仙・島原』『長崎』の流し盗りになります。

熊本を出てしばし窓を眺めていると巨大な金魚の像が飾ってある駅に到着。その名は長洲駅。九州最大の金魚の養殖地だそうですが、「九州金魚すくい選手権大会」ってなんぞ?全国大会目指してるとか書いてあるけど、初めて聞いたよ、そんな大会・・・。

鳥栖を抜けて佐賀県に入り、佐賀駅で『旅立ち恵比寿』像に見送られながら列車は先に進みます。ていうか、なんで佐賀駅はホームに洗面台が置いてあるんだろう。

そして伊万里駅到着。乗り換えのためにJRの駅舎から松浦鉄道の駅舎へ移動するわけですが、30分ほどあるのでお昼ご飯を買うために駅の近くを徘徊。伊万里焼のオブジェが普通に置いてあるのが怖い。本屋の看板があったので、カメラの撮影テクについて気になった部分を立ち読みしようと思ってそちらに向かうと、向かいにプレハブの建物が建っています。幟に書いてあるのは『伊万里ハンバーガー』。伊万里牛ってブランドがあるのか、知らんかった。せっかくなので『伊万里牛バーガー』と『伊万里牛のそぼろ焼きそば』を購入し、列車の中で食べることにしました。

手作り感あるハンバーガーはボリュームがあり、そぼろとはいえ牛の味がする焼きそばというのも乙なものだと思いながら、海岸線の風景を写真に撮ったり、日本最西端の鉄道駅『たびら平戸口』を通過してみたり。

佐世保駅に到着し、目の前の佐世保港へ出て見ると護衛艦が1隻停泊中。看板を調べて見たら『あまくさ』という船でした。命名基準的に半島名でつけたのかしらん?「多用途支援艦」なんて艦種、今まで知らなかったわ。駅構内には佐世保を代表するB級グルメ『佐世保バーガー』のオブジェや、どこぞの桃鉄から連れてきた『貧乏が去る像』が置いてありました。ハドソンが寄贈したらしいが、なんでだ?

JRに乗り換えて長崎までは快速で1本ですが、さすがに乗りづめ状態で疲れ気味ですが、諫早駅で国盗りするために気力で乗りきり、長崎駅に到着。朝の9時ごろに熊本を出て、長崎到着19時少し前。10時間近いロングランでした。