やっぱり魚の量がハンパないわ

出すものを出してスッキリしたので、早速、1本目のダイビングですが、ポイント名は『樹下美人』。前に来た時にも潜ったポイントですが、幾つもの根にスズメダイやハナダイの仲間が群れになっていて、とてもおら好みの場所です。春に生まれた稚魚が、サンゴの枝にまとわりつくようにしてあちこちで群れを作っていましたが、赤いアカネハナゴイやキンギョハナダイと青いデバスズメやルリスズメが特に美しさという面で目を引きました。やっぱり、魚とサンゴの量はケタ違いでした。
船に戻って次のポイントに移動している間、ずっと石垣島の小高い山を眺めて船酔いを抑えていたおかげで、無事に到着。2本目は『荒川』というポイントで、根から少し離れると砂地が広がっており、ガーデンイールという魚が群れを作っている場所があります。この魚は文字通り、ウナギのように細長い体をしていて、身体のほとんどを砂地に掘った巣穴に隠し、頭だけ出して流れてくるプランクトンを食べるという習性の持ち主です。非常に憶病なので、写真に撮るのが非常に難しく、おらも2,3回は目にしていますが、近くによって写真を盗れたことは一度もありません。水族館は別ですがね。
海に入ると、ガイドさんが手招きして呼んでいるので、そばに行って指さす方を見てみると、ヤッコエイがお昼寝中。ゆっくり近づいて行きましたが、途中で気がつかれてしまい、どこかに行ってしまいました。ごめんよ。更に先に進むと砂地だけになり、ガーデンイールの群れがいる場所に到着。潮の流れ的に下流の方から匍匐前進するような感じで少しづつ進んでは1枚撮り、少しづつ進んでは1枚撮りを繰り返し、ついに2mほど手前まで寄ることに成功。ガーデンイールの目にピントを合わせるようにして何枚も写真を撮ることができました。
ガーデンイールの撮影会の後は、近くの根に移動して何かいないか探しているとハナミノカサゴのペアやオトヒメエビに遭遇。後で調べてみたら、前に来た時にもここでハナミノカサゴに会っていたので、ひょっとしたら同じ固体だったのかも?
残り15分ほどで船の方へ移動していくと、ガイドさんが砂地の方を指さしているので、訳の分らぬままカメラを向けてみると、何やら黒い物があります。それが何かもわからぬまま、少しづつ近づきながら写真を撮っていくと、さっきどこかに行ってしまったヤッコエイが砂をかぶって身を隠して眼だけ覗かせているのがわかりました。ガイドの人って、なんでこんなのがすぐにわかるんだろ・・・。