長崎バイオパーク

バスで揺られて1時間強。長崎バイオパークに到着。普通に『西海』に行って戻ってくるだけなのもつまらないので、何かないかと探して見たらこちらの大規模な動物園が目に入ったのでやってきました。動物とのふれあいを重視しているそうで、放し飼いコーナーがたくさんあります。バスから降りると、すぐ目の前にはコンゴウインコがつがいで木にとまってお出迎え。いきなり放し飼いです。入場券を買って中に入るとまずは水辺の鳥類のコーナー。ペリカンが器用に小川に顔を突っ込んで餌を取ったりしています。そういえば、野生のペリカンみるの初めてだな。

だらだら坂を登るとラマとアルパカのコーナー。こいつらもTVで見たことはありますが、実物を見るのは初めて。てか、機嫌が悪くなると唾を吐くので注意とか、中国の観光客か、おまいら(笑)アルパカは羊のように白っぽいのが一般のイメージですが、普通は茶色だそうで、一つお利口になりました。

先を進むと熱帯植物園の建物に入ります。中にはインドオオコウモリが逆さになってぶら下がっていてちょっと驚かされます。他にも熱帯性の魚の水槽などが展示されていて、高い湿度でメガネもカメラのレンズも曇りがち。

外に出て、フンボルトペンギンアメリカビーバーのコーナーを見ながら坂を上って行きます。ビーバーも生で見るのは初めてですが、尻尾の形がボートのオールの形をしているという説明はよく聞きますが、実際に見たら人間の舌のような感じだったので、最初は何かわかりませんでした。生々しいな、あれは。

フラミンゴの群れが集まるコーナーには3種類の色とりどりのフラミンゴが立ち寝中。フラミンゴってそんなに種類あったのか・・・。ていうか、立ち寝中の首のしまい方がZガンダムに出てくる可変MS・MAみたいな無理やり感に溢れているのが気になりました。

坂を登りきると大きな広場になっており、山羊の放し飼いコーナーに色んな小動物に触れる有料ブース(でっかいイグアナみたいのがいましたよ)、軽食&レストランがあったのでここで昼飯。メニューから見て長崎限定な食べ物が『牛めしトルコライス』しかなかったので、それ1択です。なかなかのボリュームで、朝飯が8時半ごろだったおらはちょっと苦戦。ゆっくり食べてどうんびか完食しました。

膨れたお腹を抱えながら先へ進むと、カピバラの放し飼いコーナーに到着。思ったよりもでかい。人気のあるコーナーなので、本格的な撮影機材を持った人とかもいたりしました。おらも打たせ湯にご満悦のカピバラの様子を動画で撮ったりしました。ちなみにカピバラはお尻をなでられると気持ちが良くなって寝てしまうそうです。人間相手にやったらセクハラで訴えられるのにな。

ハナグマやらスカンクノコーナーを流しながら坂を下って行くとミーアキャットのコーナーが見えてきます。イタチのようでイタチではなく、キツネのようでキツネではなく、マングースの仲間なんですよと説明が書いてありましたが、違いが全然わからない(笑)何が気になるのか、何匹かがずっと二本脚立ちで空を眺めていました。

先へ進むとレッサーパンダのコーナー。昔のマンガで、お腹側の毛が黒いので腹黒な性格の設定のレッサーパンダが出てきましたが、確かに真っ黒。こっち見てるところをカメラで撮りましたが、距離があったのでピンボケになってしまいました。見た目は愛らしい感じなのでちょっと残念。すぐそばにはアライグマの檻がありましたが、30匹近いアライグマが一斉に壁に集まってくる光景を見るとなんか余り可愛くない。てか、数がいすぎてありがたみにかけるというか・・・。

お次は放し飼いのワラビーのコーナー。結構、近くまで寄れますが、無造作に近付くとジャンプして逃げていきます。カンガルーと違って小柄なので、迫力よりも愛嬌が先に立ちます。かといって追いかけ回すのはかんべんナ!

ダチョウやシマウマ等、普通の動物園ぽい動物が続き、次の放し飼いはオオカンガルー。“大”と言う割には思ったほど大きくなく、だらしなく寝そべってるのがいたりして、どうにもしまらない感じ。入口に“時速50キロくらいで逃げるので追いかけないでください”って書いてありましたが、この寝転がってる様子からは想像できません。

“泳げないカバ”ということで有名になったカバのモモコの家族が集まるカバのコーナー。先客がレタスを餌にあげていましたが、やっぱり口を開くとおっきいですね。て言うか、あの立派な歯は一体、何の役に立つのだろうか・・・。ちょっと気になりました。

再び熱帯植物園に入り、アルマジロ等を見てから外に出て、寒そうに寄り添うクモザルの池に沿って行くと入口に戻ってきます。時間も1時間くらいの予定だったのに、3時間近く経っていました。バスの時間を気にしながらだったので、駆け足気味でしたが、じっくり見てたら半日かかりそうですね。交通の便がもう少し良ければ・・・、と思わせるところですが、来る価値のあるところではありました。